語学学習 · 読了7分
外国語の本を読むには何語必要か
研究の答えは、自力で快適に読むならおよそ8,000語族、助けを借りて小説を読み通すなら4,000語族ほどです。どちらの数字も気が滅入りますが、どちらも見た目ほど縛るものではありません。
「カバー率」とは何か
語彙研究では語彙カバー率という言い方をします。ページ上の語のうち、すでに知っている割合のことです。繰り返し現れるしきい値は95%と98%です。
近い数字に聞こえますが、近くありません。カバー率98%なら未知語に出会うのは五十語に一度ほど——短い段落に一語ほどで、止まらずに推測して通り過ぎられます。95%なら二十語に一語、普通のページなら一行おきです。
それが本を読むことと解読することの違いであり、たった三ポイントが読み終えられるかどうかを決める理由です。
なぜ数字がそこまで高いのか
語の頻度は容赦なく偏っています。最も一般的な1,000語族で普通の文章のおよそ80%を覆い、次の千語が足すのは五ポイントほど。そこから先は、千語増やすごとに得られるものが減り続けます。
- 1,000語族 ——カバー率およそ80%。未知語は五語に一語。
- 2,000語族 ——およそ85%。段階別読み物には足りますが、小説には足りません。
- 4,000語族 ——およそ95%。絶えず助けを借りれば小説が可能になります。
- 8,000語族 ——およそ98%。ほぼ助けなしで快適に読めます。
つまり4,000から8,000への最後の道のりは、語彙を倍にして三ポイントを買うということです。その三ポイントこそ効くところであり、最も得るのが遅い——だからこそ、勉強ではなく読むことで得られるのです。
なぜ裾野は決して尽きないのか
98%でも語は残ります。しかもそれは講座が教える語ではありません。固有名詞、方言、時代がかった語彙、その作家特有の好み、そして部分から意味を取り出せない慣用句です。母語話者もそれらに出会い、たいてい気づきません。文脈から推測することこそ、流暢に読むということだからです。
100%を追うのは、自分の母語でも誰も到達しない目標です。
数字は関門ではない
カバー率はテキストと読者が組み合わさった性質であって、読者だけの性質ではありません。あなたの数字は一つではなく、児童書、スリラー、19世紀の小説でそれぞれ違います。
つまり現実的な一手は、8,000語族になるまで待つことではありません。いまの語彙ですでに98%近くになる本を選び、読み終え、数字が上がるに任せることです。量はリストより速くカバー率を押し上げます。頻出語は身につくまで繰り返し現れ、まれな語はそもそも身につく必要がないからです。
95%を98%のように感じさせる
差を埋める二つ目の方法があります。未知語一つにかかる代償を減らすことです。二十語に一語という状態では、一分かかる語の確認は読書を終わらせます——文を失い、次に段落を失い、そして興味を失います。一秒で済む確認なら、そうはなりません。
それが辞書ではなく文脈内の解説を推す理由のすべてです。辞書は語のあらゆる語義を返し、選ぶ仕事をあなたに残します。学習中にはそこがいちばん難しいところです。問いは決して「この語はどんな意味になりうるか」ではなく、「ここではどういう意味か」です。
語を調べる代償を十分に下げれば、カバー率95%の本は、語彙が許すと言うよりずっと早く読めるようになります。
自分の水準より上を読む
ClickBookは、タップした単語を、タップしたその文の中での意味として、母語に訳し、端末上でおよそ一秒で生成して示します。 使い方を見る。または まだ学んでいる言語で本を読む方法.